2年目【平成15年度】

前年度に引き続き、中心的研究テーマ(研究目標)を「インターネットを用いた実践的な遠隔教育の実現」とし、実際の遠隔教育を試行することと、そこからのフィードバックによる新しい課題発見を行い、研究して解決するという研究<->教育実践のサイクルを構築する方式を継続し、課題解決手法(研究方法)については、実際に遠隔教育を試行することと、そこからのフィードバックにより新しい課題を見つけ、研究して解決するという研究<->教育実践のサイクルを構築する方式を継続し、初年度試行したシステム構築・教育実践の実績を踏まえ、本学の学部授業への展開をはかり、更なる教育実践試行の拡大を以下内容で実施した。

(1) 学部授業への展開

  1. 国際遠隔講座:福祉工学【担当講師:小林尚登工学部教授:本サブプロジェクト責任者】
    前期2単位科目として、法政大学アメリカ研究所、韓国科学技術院(KAIST)と法政大学3 キャンパスを接続し開講。
  2. スポーツ指導論:【担当講師:五明公男国際文化学部教授】
    後期2単位科目として市ヶ谷キャンパスと多摩キャンパスとの接続

この2科目については、授業に出席できない学生やレポート作成時の復習用教材として、授業コンテンツを学内専用サーバに搭載し、受講生によるシステム評価を実施し、デジタルコンテンツの有効性が実証できた。

これらの実践を通して、特に外国語での授業配信における「音質」の精度が授業理解力と関係していることが明らかになったため、「音質・画質の高品位化」を検討した結果、専用回線を高速化することで、課題解決を行った。

また、インターネットを用いた教育システムの構築に不可欠である「Web Baseの教育支援システム」についても、2002年度、小金井キャンパスの工学部生約5,000人対象に試験導入した「ドットキャンパス」(Web上で、履修登録、課題の提出、講義資料の掲示等ができるシステム)のシステム評価を実施し、より使いやすいシステムの構築に向けて、研究・開発を進めた。

各サブプロジェクトの実施状況は以下の通りである。

  1. 海外拠点を結んだ遠隔講義・国際会議・国際シンポジウム・セミナーの企画・立案・実施
    法政大学アメリカ研究所と連携した国際教育プログラム「プレMBA講座」の継続実践を行ったが、本年度は、同講座の配信科目を3科目増やし計5科目に拡大した。また、接続地域の拡大(韓国科学技術院(KAIST)、北京師範大学(中国)、Leeds大学(英国)、Oldenburg大学(ドイツ)、ソフィアアンティポリス(フランス)など、欧州、アジア地域への拡大を図った。
    多地点接続措置(MCU)を用いた国際会議・国際シンポジウムをインターネットストリーミング配信等については、当初の計画通り実施し、システム評価を行った。
  2. 国際基準のビジネスセミナーの実施
    ITとベンチャービジネスに関する公開講座を法政大学アメリカ研究所と結んで実施した。
  3. 中・高等学校のマルチメディア化に関する研究
    1. IT嫌いの学生を作らない教育方法の改善を目指し実験授業の企画・立案にあたり、本学3付属中・高等学校の教員、文学部教育学科教授(教育心理・教育評価専攻)、工学部助教授(システムデザイン学科)にプロジェクトに参加いただき次年度に実施する実験授業について具体的計画を作成した。実施に向け具体的検討を重ねた。
    2. ITスキル・英語力の習得を目的とした海外研修プログラムについては、本学3付属中高等学校校長及び付属教員等と検討を行い、次年度夏に実施するための具体的検討・企画を行った。
  4. ロボットと人間のインターフェースに関する研究
    学部授業:福祉工学を新規開講、公開講演会の開催と伴に当初計画に従い、国際シンポジウム「ROMAN-2003」を開催しすべてのセッションを全世界に向けインターネット配信を実施した。

このような当該プロジェクトのシステムの開発と教育実践について、平成15年度第11回全国大学情報教育方法研究発表会(平成15年7月5日開催)において、「リアルタイム遠隔講義におけるデジタルコンテンツ自動生成システムの開発と実践」というテーマで研究発表を行い、同協会の論文誌,「論文誌情報教育方法研究,Vol.6.No.1, pp. 41-45,2003年11月」に研究論文を掲載した。

また、PD、RAの公募を行い、2004年度からPD(1名)、RA(2名)の採用を内定した。


これまでの研究成果から改善点を見出し、不具合が生じている問題点を抽出するための検討委員会を設置し、今後の展開を検討して、改善策を検討し、機能追加を行なった。

  1. Managerial Accounting
    2007.04.21/06.02
  2. Financial Decisions
    2007.06.09/07.28
  3. Organization and Management
    2007.08.04/09.22