1年目【平成14年度】

初年度にあたる2002年度は、当該プロジェクトの中心的研究テーマ(研究目標)、各サブプロジェクトの各研究テーマの絞込みや当該プロジェクトの課題解決手法(研究方法)に焦点を当て検討を行い、中心的研究テーマ(研究目標)を「インターネットを用いた実践的な遠隔教育の実現」とした。

課題解決手法(研究方法)については、実際に遠隔教育を試行することと、そこからのフィードバックにより新しい課題を見つけ、研究して解決するという研究<->教育実践のサイクルを構築する方式とした。

そこで、最初の実践プログラムとして、法政大学英語・ビジネス専修講座(以下「プレ MBA」という)を、2002年4月に立ち上げた。このプログラムは、米国カリフォルニア州立大学ヘイワード校(CSUH)との連携によるMBA(経営学修士)取得のための準備講座であり、本プロジェクトの共同研究機関である法政大学アメリカ研究所(米国カリフォルニア州)から双方向リアルタイム遠隔授業方式で、授業配信(春季、秋季各2科目「Marketing Management」及び「Business and Society」)を行うというものである。

このプロジェクトの実践の中から、授業内容をデジタルコンテンツとしたものを復習用支援教材として授業終了後直ちに入手したいという受講生の要望がでてきた。この受講生の要望を満たすために、授業終了後10分以内に教師画像、教師音声、授業で用いたパワーポイントスライドに手書きで書き込んだ内容等のすべてを含むコンテンツを作成するということを研究テーマとし、外部企業との共同研究により、この目標を達成することができた。更に、英語で収録されている授業用コンテンツの教育効果を向上させるため、任意の単語を入力することにより、その単語を発音している講師画面にジャンプできる機能、「音声検索機能」の付加に成功し、当該システムの基本部分を完成させた。

各サブププロジェクトの実施状況は以下の通りである。

  1. 海外拠点を結んだ遠隔講義・国際会議・国際シンポジウム・セミナーの企画・立案・実施
    法政大学アメリカ研究所と連携した国際教育プログラム「プレMBA講座」を継続実践のテーマとし試行すると伴に、当初の計画に従い、多地点接続措置(MCU)を用いた国際会議・国際シンポジウムをインターネットストリーミング配信し、システム評価を行った。
  2. 国際基準のビジネスセミナーの実施
    ITビジネスに関する公開講座を法政大学アメリカ研究所と結んで実施し、米国シリコンバレーの最新情報をインターネット配信するともに、システム評価を行った。
  3. 中・高等学校のマルチメディア化に関する研究
    特色のある具体的研究実践テーマ・研究方法等を絞り込むための調査・検討を行うと同時に、 海 外の共同研究者を招聘し、米国の最新状況をテーマに公開講演会を実施した。様々な調査・検討を重ねた結果、本学3付属中・高等学校の教員及び文学部教育心理学科、工学部システムデザイン学科の本学学部教員をプロジェクトに参加いただき (1) IT嫌いの学生を作らない教育方法の改善を目指し、実験授業の企画・立案・実施・評価・学会での研究発表(2004年度終了予定)(2) ITスキル・英語力の習得を目的とした海外研修プログラムの実施の2テーマを決定した。
  4. ロボットと人間のインターフェースに関する研究
    ロボット工学における最新の技術テーマである【Haptic Interface:蝕感】の公開講演会を実施すると伴に、法政大学アメリカ研究所と連携し2003年度開催予定の国際シンポジウム「ROMAN- 2003」の準備作業に着手した。また、文系理系共通テーマの学部授業への展開・試行について検討を行った。

また、当該組織及び当該研究プロジェクトの各プロジェクトの進捗状況等を中心に、プロジェクト責任者による研究発表を公開講演会:「法政大学におけるe-Learningの取り組みと最新の技術動向」として開催した。


このように初年度は当初の当目標をほぼ達成できた。

  1. Managerial Accounting
    2007.04.21/06.02
  2. Financial Decisions
    2007.06.09/07.28
  3. Organization and Management
    2007.08.04/09.22