新たな国際遠隔教育の実践

事業推進責任者 IT研究センター副所長・工学部教授 小林尚登

Sakaiシステム上で視聴するオンデマンドコンテンツ


リアルタイム授業の様子

法政大学情報技術(IT)研究センターで実施する取り組みは、平成16年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に選定され、「新しい国際遠隔教育の構築に向けて―コンテンツ開発とオンデマンド教育―」の事業名称で本学における新たな国際遠隔教育の実践に取り組んでいる。

本学では、これまで当センターを中心にさまざまなリアルタイム双方向国際遠隔教育を実施してきた。現代GPの取り組みでは、これをさらに発展させ、国際遠隔教育における「時空上・施設上の制約」の改善を図るため、デジタルコンテンツの作成を行うことで「オンデマンド教育システム」を構築し、配信可能地域の拡充等によって教育内容のさらなる充実を図ることを目指している。

これまで3キャンパス横断で授業展開するSSI科目「スポーツ指導論」のコンテンツ化に始まり、日本、米国および韓国の教員が講義を担当する学部公開科目の国際遠隔講座「福祉工学」、工学部システムデザイン(SD)学科で開講するMBA(経営学修士)関連基礎科目「国際会計学」のデジタルコンテンツ作成に取り組んだ。

これにより「福祉工学」および「国際会計学」では、デジタルコンテンツを利用した自学授業と教員とのリアルタイム対面授業との組み合わせによる「ハイブリッド型授業」という形態で授業が行われることとなった。

福祉工学では、講義のデジタルコンテンツ化で時差が解消されたことにより、新たにスウェーデンの教員も講義を担当することが可能となった。

また本年度は、MBA関連基礎科目がSD学科主催でさらに4科目追加開講(2007年度にはもう1科目開講予定)し、学部公開科目となったことで、他学部の学生の受講も可能となった。MBA関連基礎科目の履修者は、カリフォルニア州立大学イーストベイ校(CSUEB)との協定により、卒業後同校MBA課程に進学した場合には本学で取得した単位が既取得単位として認定され、留学期間の短縮が図れるというメリットも享受出来る。

このほか、これらの授業では、学習効果を高めるため、当センターが参加する世界的研究プロジェクト(Sakaiプロジェクト)にて開発中のCMS(コース・マネジメント・システム)も採用している。

当センターでは、このようなさまざまな先端技術を実際の教育現場に還元することで、教育環境の改善を図るとともに、優れた教育プログラム作りの一翼を担っている。

  1. Managerial Accounting
    2007.04.21/06.02
  2. Financial Decisions
    2007.06.09/07.28
  3. Organization and Management
    2007.08.04/09.22