IT研究センターの1年

2002年度に採択された「私立大学学術研究高度化推進事業―オープン・リサーチ・センター(ORC)整備事業」(プロジェクト名:インターネットを利用したボーダレス教育・研究システムデザインと実践に関する総合的研究)も折り返し地点を過ぎ、来年度に迎える最終年度を控えて、総仕上げ期に入っている。

「インターネットを用いた実践的な遠隔教育の実現」を引き続き中心的な研究テーマに掲げて、最先端のシステムを利用し、国内外の多地点でのリアルタイム遠隔講義・国際会議・シンポジウム・セミナーを実施した。また今年度は、通常映像の伝送にとどまらず、インターネット上でのハイビジョン映像伝送という画期的な取り組みを行い、一部セミナーにおいてもその実証実験を行った。

学部授業では、これまでの「国際遠隔講座―福祉工学」、「スポーツ指導論」、「キャリアモデル・ケーススタディ(2003年度のみ)」およびESOP(交換留学生受け入れプログラム)でのE-class支援に加え、後述する現代GPでの取り組みの一環で、工学部システムデザイン学科科目の「国際会計学」を実施した。

また、主に一般社会人向けに開講している「英語・ビジネス専修講座(プレMBA講座)」を今年度も開講し、MBAの本場、米国の生の授業を引き続き提供している。MBA取得者を含めた、現地進学者数も延べ11人に達した。

研究活動では、昨年12月に特許出願を行った「講義コンテンツ自動作成システム」の研究を含め、本年度はさまざまな研究成果のさらなる発展を図る目的で、外部機関との共同研究活動および企業との産学連携活動を積極的に展開している。

このほか、当センターにおける活動のもう一つの柱として昨年度採択の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」が挙げられる。これは、文科省が競争原理に基づき重点的な財政支援を行うもので、この補助金を用いた取り組み成果を、本年度は前述の「福祉工学」、「スポーツ指導論」および「国際会計学」といった正規の授業で採用し、対面+オンデマンドのハイブリッド型授業の試みを行っている。また、これらの授業では、当センターが参加する世界的研究プロジェクトで開発中のLMS(ラーニング・マネジメント・システム)も採用するなど、さまざまな先端技術を実際の教育現場に還元することで教育環境の改善・向上の一翼を担っている。

  1. Managerial Accounting
    2007.04.21/06.02
  2. Financial Decisions
    2007.06.09/07.28
  3. Organization and Management
    2007.08.04/09.22