2009年度事業報告

2009年度は、前年度のプロジェクトを継続発展させることを基本とし、以下6プロジェクトをプロジェクトディレクターが統括する体制で実施した。

プロジェクト実施概要について

プロジェクト1 : IT研究分野の研究
プロジェクトディレクター : 岩月正見 工学部教授

マルチメディアシステム、画像処理工学、ロボット工学、通信・ネットワーク工学、生体工学分野の学術的研究を進め、研究論文発表・学会講演などを行った。各国の研究機関との国際的連携による共同研究を進めた。


国際共同研究プロジェクト
  1. Sakai Project(プロジェクト統括:八名和夫理工学部長・教授)
    多言語化開発:日本語・中国語・ベトナム語
    出席管理システム開発
    Sakai Conferenceへの参加:7月8日~ 10日(米国・ボストン)
  2. Second Life Project(プロジェクト統括:小林尚登デザイン工学部教授)
    RO-MAN2009のセカンドライフ会場での基調講演同時開催・配信:9月27日~10月2日(富山)
    第14回能楽セミナーにおける能楽研究所バーチャルミュージアムに関する講演:10月5日
    ShanghAI LecturesでのProject Wonderland利用(チューリッヒ大学との共同授業)


RO-MAN2009

Project Wonderland内の様子
プロジェクト2 : ディスタンスラーニングプログラム
プロジェクトディレクター : 八名和夫 理工学部長・教授

インターネットを用いた遠隔講義の実施・支援のための各種システムの技術開発を行うとともに、国際的な遠隔教育プログラムを以下のとおり企画・推進・実施した。

  1. デザイン工学部公開科目
    1. マーケティング (Marketing Principles) :4月11日~7月11日
    2. 国際社会論 (Business and Society) :4月11日~7月18日
    3. 財務会計 (Financial Accounting):9月26日~1月9日
  2. Hosei-UCD Course Exchange Program:4月2日~6月4日
  3. 国際遠隔講座:福祉工学: 9月24日~1月14日
  4. ShanghAI Lecture(スイス・チューリッヒ大学との共同講座):10月8日~12月17日
  5. iPhone Application開発基礎講座(ベトナム・ホーチミン市工科大学との共同講座):3月1日~18日

福祉工学

マーケティング

アカウンティング

ShanghAI Lectures

iPhone基礎講座

日・越・英・瑞を結んだ成果発表会
プロジェクト3 : 国際会議及び遠隔シンポジウム・セミナーの開催
プロジェクトディレクター : 小林尚登 デザイン工学部教授

国際会議の開催、会議のインターネットによるストリーミング配信、遠隔セッション企画を行った。また、学部、学会等と共同でのシンポジウム・セミナーもアメリカ研究所・法政大学をインターネットで結び実施した。

  1. International Workshop on Distance Education Technology 2009 (DET2009)におけるSpecial Session:9月10日~12日(米国・サンフランシスコ)
  2. 日米同時開催国際セミナー「外国人起業家を輩出するシリコンバレーハイテク聖地の最新レポート」:9月17日
  3. 大学院デザイン工学研究科開設記念講演会「スタンフォード大学Dスクール-イノベーションを生み出すデザイン教育」:9月22日
  4. RO-MAN2009のセカンドライフ会場での基調講演同時開催・配信:9月29日~ 10月1日(富山国際会議場)
  5. iPhone Application開発基礎講座における特別講義セッション:3月13日

Bernard Roth理事による遠隔講演

RO-MAN2009リアル会場の様子

ベトナムとの共同遠隔講座
プロジェクト4 : プレMBAプログラム実施
プログラムディレクター : 柳沼寿 経営学部教授

アメリカ研究所からリアルタイムで講義の配信を行い、配信した授業内容のデジタルコンテンツ作成・蓄積をIT研究センターと共同で行った。今年度より学部生向け科目へ完全移行。

  1. 配信科目(3科目)
    1. Marketing Principles:4月11日~7月11日(Sakaiを使用)
    2. Business and Society:4月11日~7月18日(Sakaiを使用)
    3. Financial Accounting:9月26日~1月9日(Sakaiを使用)
  2. プレMBA受講生への進学相談及び現地講座受講にあたっての諸支援
  3. プレMBA講座生の進学状況(単位:名)
    CSUEB 15
    法政大学 3
    他大学(海外) 4
    他大学(国内) 1
    合計 23
プロジェクト5 : K-12バーチャルスクールプログラム
プログラムディレクター : 八名和夫 理工学部長・教授

ITを活用した初等・中等教育プログラムの開発を行った。

  1. 高校生のための英語とICT研修プログラム(EICT) ⇒⇒ 新型インフルエンザ流行の影響により中止
  2. 法政大学3付属高校と米国カリフォルニア州Mills高校との遠隔交流会:2月10日、3月11日、4月1日、29日

説明会の様子

ミルズ高校とのVCの様子

Tom Roby氏による講義の様子
プロジェクト6 : 社会科学の研究・情報発信の拠点形成
プログラムディレクター : 浅川希洋志 国際文化学部教授

新たに社会科学分野での研究交流及び遠隔教育プログラム開発を行った。フロー理論の教育プログラムへの展開を図り、遠隔講義を含む情報コミュニケーションシステムへの応用に関する研究を行った。

  1. The Quality of Life Research Center(Claremont Graduate University)との共同プロジェクト
  2. フロー理論を活用したEICTプログラム評価
  3. DET2009 Special Sessionでの発表: 9月10日~12日(米国・サンフランシスコ)

研究論文・学会発表等

  1. 浅川 希洋志、ミハイ・チクセントミハイ,「効果的e-Learningのためのフロー理論の応用」,日本e-Learning学会 JeLA会誌 Vol.9 pp.4-9,平成21年5月
  2. 常盤 祐司、野々部 宏司、岩月 正見,「遠隔講義におけるICTを活用したFDの取り組み」,日本e-Learning学会 JeLA会誌 Vol.9 pp.45-54,平成21年5月
  3. 常盤 祐司、野々部 宏司、岩月 正見,「CMSにおけるユーザインターフェースの定量的評価と最適化」,日本e-Learning学会 JeLA会誌 Vol.9 pp.55-63,平成21年5月
  4. 日野 好幸,児玉 靖司,八名 和夫,小林 尚登,Billy Pham,「e-Learningにおける協調学習環境の構築を目指した取組」,教育システム情報学会 研究報告書 VOL.24-NO.1 pp.74-79,平成21年5月
  5. 児玉 靖司,「Ja Sakai Updates」,the 10th Sakai Conference,アメリカ,平成21年7月
  6. 日野 好幸,児玉 靖司,八名 和夫,小林 尚登,林 公美,倉林 昭浩,「非同期型eラーニング学習時における進捗フィードバックと学習支援」,教育システム情報学会(JSiSE) 第34回全国大会,名古屋大学,pp.206-207, 平成21年8月
  7. 梶田 将司, 児玉 靖司,秋葉 龍一, 常盤 祐司, 水野 勝教, 伊藤 宏隆,江木 啓訓,他オルガナイザー4名,「企画ワークショップ;オープンソースCMSの開発と活用」,名古屋大学,平成21年8月
  8. Yasushi Kodama, Tadashi Komori, Yoshikuni Harada, Yashushi Kamayashi, Yuji Tokiwa, Kazuo Yana,”An Implementation of the Tools in the Open-source Sakai Collaboration and Learning Environment(s)”,2009 International Workshop on Distance Education Technologies (DET 2009),Hotel Sofitel:USA,September 2009
  9. Billy Pham, Ivan Ho, Yoshiyuki Hino, Yasushi Kodama, Hisato Kobayashi, Kazuo Yana, ”A 3-D Real-time Interactive Web-cast Environment for E-collaboration in Academia and Education(s)”, 2009 International Workshop on Distance Education Technologies (DET2009),Hotel Sofitel:USA,September 2009
  10. Kiyoshi Asakawa, Kazuo Yana,”Applying Flow Theory to the Evaluation of the Quality of Experience in a Summer School Program Invoving E-interaction(s)”, 2009 International Workshop on Distance Education Technologies (DET 2009),Hotel Sofitel:USA,September 2009
  11. 福多 裕志, 林 公美, 倉林 昭浩, 日野 好幸,クラウド P. シーゲンターラー,「日英を結んだリアルタイム国際遠隔授業の実践とその評価」, 社団法人私立大学情報教育協会 平成21年度教育改革IT戦略大会,平成21年9月

理事会構成

理事長 増田 壽男(法政大学総長)
臨時所長 小林 尚登(法政大学デザイン工学部教授)
理事 徳安 彰(法政大学常務理事)
八名 和夫(法政大学理工学部教授)
松本 孝利(アカデミーキャピタルインベストメント株式会社代表取締役社長)
Bernard Roth(スタンフォード大学教授)
W. Earl Hall(Hall & Associates Inc. President/CEO)
Peter C. C. Wang(元U. S. Naval Postgraduate School 教授)
財務役 辻 信行
秘書役 吉川 欣也

理事会の開催

第13回理事会 11月20日(金)17:00-18:00 (米国時間)
議題 第1号議案 2008年度事業報告について(八名理事)
第2号議案 2008年度監査報告について(辻財務役)
第3号議案 所長の辞任について(増田理事長)
  1. 浅川所長の辞任について:Bylaws第4条第6項および第6条第4項
第4号議案 2009 年度事業計画について(八名理事)
その他  
出席者 日本側:増田壽男理事長、徳安彰理事、小林尚登理事【欠席:松本孝利理事、浅川希洋志所長】
米国側:Bernard Roth理事、W. Earl Hall理事、Peter C.C.Wang理事、八名和夫理事、辻信行財務役、吉川欣也秘書役

スタッフ

臨時所長 小林 尚登
研究員 Ivan Ho
Billy Pham
事務 戸田 京子
  1. Managerial Accounting
    2007.04.21/06.02
  2. Financial Decisions
    2007.06.09/07.28
  3. Organization and Management
    2007.08.04/09.22