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JSPS-NRFアジア学術セミナー2012

開催責任者挨拶

開催責任者挨拶

高齢化は多くのアジア諸国で進行しており、世界の他の国々はアジア諸国がこの問題にどう対応するか見守っています。現在、日本と韓国は世界で最も高齢者人口の多い国となっており、世界の中で高齢化傾向が最も著しくなっています。日本では、2025年にベビーブーム世代が75歳以上となり、高齢者人口は約2000万人となります。そのため、高齢世代の支援をどの様に行うという問題が、緊急の課題となっています。科学技術分野の先進国である日本と韓国は、その技術の先進性を高齢社会のクオリティー・オブ・ライフを維持するために適用する必要があります。

支援技術に携わる多くの研究者とりわけ若手研究者達は、超高齢社会へのケアに照準を定めています。しかしながら、このタイプの研究は実用科学であり、通常の研究分野と異なります。そのため、それらの研究は社会への貢献ではなく、研究者の思い込みや興味だけに基づいて行われがちになります。次の20-30年先、この研究の発展のために若手研究者達は時間と労力をささげる必要があり、政府は財政資源を投資する必要があります。そのため、若手研究者達にこの特殊な研究分野を学ばせる必要があります。

これが、独立行政法人日本学術振興会(JSPS)と韓国研究財団(NRF)共催のアジア学術セミナー2012で「生活支援技術研究の在り方に関するセミナー」というテーマを選択した論理的な背景です。このセミナーは、これらの話題に関する様々な講義と学術的な刺激をアジア諸国の若手研究者達へ与え、どの研究テーマが社会へ貢献するか、どの様に研究プロジェクトを進展させるかを反復します。また、異なる研究テーマについて異なる文化的背景を持った他の研究者達と議論する良い機会を若手研究者達へ提供します。このセミナーは、刺激的な講義、グループ・ディスカッション、フィールドワークから構成されます。私たちは、このセミナーが若手研究者達の将来的な有意義な共同研究プロジェクトのスタートとなることを願っております。

小林 尚登
法政大学教授
JSPS-NRFアジア学術セミナー2012 開催責任者

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